デスカムトゥルーの感想のような文章。
デスカムトゥルー(Death Come True)というゲーム(?)の話。
このゲームはネタバレの類が禁止されているため、細かい話はできません。
(ゲーム開始時に本郷奏多くんが律儀に注意してくれる)
なので、プレイして感じたことをぼんやりと書いていこうかと思います。
去る6月25日にデスカムトゥルーというゲームがイザナギゲームズから発売されました。
個人的に発売を心待ちにしていたゲームです。
なぜならディレクションとシナリオをダンガンロンパシリーズの小高和剛氏が担当しているからです。
小高氏が作るゲームなら買うしかないぜ、というダンガンロンパファンの思考で発売を待ち望んでいました。
で、そのデスカムトゥルーですが、公式サイトを見てもらえばわかるように実写インタラクティブムービーゲームとなっています。
実写ゲームといえば『428〜封鎖された渋谷で〜』とか『街〜運命の交差点〜』とかが連想されますが、それらの作品は基本的には実写の静止画を用いたサウンドノベルゲームでした。
一方、デスカムトゥルーは全編実写映像。まるで映画を自分で展開させて行くように楽しむことができるものです。
実際、デスカムトゥルーはキャッチコピーを『これは映画なのか? ゲームなのか?』としています。
デスカムトゥルーは映画なのか? それともゲームなのか?
ネタバレにならない範囲でいうのであれば、個人的には「8割映画、2割ゲーム」という感想を持ちました。
実はデスカムトゥルーのプレイ時間はゲームとして見ればかなり短いです。
普通にプレイしても2時間くらいでエンディングへ到達するかと思います。自分はそうでした。
エンディングへ到達したとき、最初は「え? 短くね?」と感じたのですが、プレイ時間が2時間程だったと気付いたときにハッとしました。
映画1本分の所要時間じゃん! と。
もともとデスカムトゥルーは普段ドラマや映画は見るけどゲームはやらない、という層へ強くアプローチしている作品でした。
人気俳優陣をキャスティングしたり、価格を1980円という映画1本分に設定したり、といったところにそれは表れていると思います。
事実、デスカムトゥルーは映画.comにも作品情報が掲載されており、映画として扱われていることがわかります。
じゃあ映画なんじゃん。
と思ってしまうかもしれませんが、この作品はゲームでもあります。
なぜなら選択式のマルチエンディングだから。
さらに収集要素もあります。
プレイ中に特定の条件で手に入れることができるメダルを集めることで特典映像が解禁されていきます。撮影風景やオフショット、オマケ映像が見られるようになります。
撮影風景って、それ映画のBlu-ray特典とかのやつじゃん。
そう考えると、映画1本価格って安いのでは……?
なんて、思うわけです。
一方で、ダンガンロンパのような濃密な体験を求めてデスカムトゥルーを買うと、肩透かしを食らうことになるかもしれません。
ゲーマー目線ではプレイ時間が物足りない、って感想になりかねないなと思います。
そういう方は小高氏を始めとしたトゥーキョーゲームスが絶賛制作中のデスマーチクラブを楽しみに待ちましょう。絶対やばいやつだから。(褒め言葉)
願わくば、普段ゲームをやらない層がこのデスカムトゥルーを通じてゲームに興味を持ってくれると、ひとりのゲームファンとして嬉しいなあ、とか。
ある程度の売上が出れば続編や新作が出るかもしれませんしね。
連続ドラマみたいに1クール分の分量が詰め込まれた実写インタラクティブムービーゲームとか出たら良いなあと祈りつつ、雑多な感想記事を締めます。
書くの忘れてたので追記。
今のところAndroid/iOS、Switchで発売中となっております。
7月17日にSteamでも発売されます。PC派のひとは是非どうぞ。
PS4版はまだ配信日が未定ですが、近い将来に発表されるかと思います。是非どうぞ。